・ゲームにおける革新性と作品性について。自分は後者寄り重視のスタンス。
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どうやら、ゲーム業界(審査側の界隈)では、
ゲームの革新性(誰も見たこと感じたことのないアイデアやコンセプト)を重視する傾向にあり、
ゲームの作品性(キャラ世界観音楽等のバックも含めた総合的な評価)はそこまで見ていない。
後者を重視している自分にとってはゲーム制作の方向性が違うし、色々と都合が悪いことが分かった。

私は、「自分でやりたいと思う作品を自分で作ってる」に過ぎないので、
前者の「アイデア先行のちゃっちい(チープな)作品」というか。
本当、そのアイデア部分を表現してるだけの中身スカスカのゲームは
別にやりたくないし作りたくないというか。ちょっと悪く言い過ぎかもだけど。
そうやって小さい作品を作りまくって作品数だけを誇るバカにもなりたくない。

それよりも後者寄りの「キャラ世界観音楽全部ひっくるめて魅力を感じる作品」を遊びたいので、
私は作品性に比重を置いてゲームを作ってます。この場合「遊び(ゲーム)部分」に限定したら、
どっかで見たことあるジャンルやシステムをなぞってるだけなので強みは薄いんですけど。
私が強く重視してるのは「独自性」ですね。「革新性」とは違ったジャンルだけども強みはある。

ただ、注意したいのは、
前者の場合、高く評価されたアイデアは、そのアイデアを生かして後者寄りに作り直して
革新性と作品性を両立させた最強のゲームを作れるというメリットを得る可能性がある。

ゲームのアイデアだけ売り込んで、超一流のゲーム制作会社にそのアイデアを使ってもらい、
しっかりしたゲームに昇華して作り直してもらえれば最強ですよね。(革新性+作品性)
この部分で私が言いたいことはこれです。(スプ○トゥーンとかそのタイプじゃないのかな。)

もうそこまで行くと自分の手の届く範囲内で収まらないし色んな人が関わってくるので、
「自分の技量と世界観の中だけで完結させたい」という私のポリシーにも反するから、
やっぱり、私は「自分のできる範囲で作品性重視」のゲームを作り続けることにします。
(別に迷っていたとかじゃないけど。「ゲーム審査で弱い」のは受け止めるという意味で。)

たぶん、革新性重視で「アイデアをとにかく捻り出そう!表現しよう!」と思ってる人とは
意見が合わないと思います。だって「遊び」は別にどっかで見たことあるもので私は十分なので。
私は「ゲームはきっかけ(媒体)」で「自分の世界観を持つことと音楽を聴かせる為に」ゲーム作ってるので。
本当、「遊び(ゲーム)部分を作る」ことにはそこまで思い入れが無い。彼らと反する要素はそこです。

純粋に「ゲームを作りたい人」じゃなくて、「ゲームで自分の世界を表現したい人」なので。
こう言った方が分かりやすいかな。公式サイトの「Commitment」に意識高い系の文章が書いてありますが。
一時的にまた解放しておきます。ちょっと鼻に付くので後でまた限定公開に戻します。

今回は特にまとめません。たまにこういった持論を書いたり毒を吐いたりしつつストレス抜いてます。
まぁ。万が一読み手が気分を害す恐れがあるので、モノによっては限定公開にしたりボツ稿になったりもしてます。
実はボツ原稿は結構あるのですよSTAFF BLOG。持論や毒吐きすぎて載せられないようなものが何点も。

そんな感じで持論回は本当に体裁考えながら書いてます。正直疲れる。作り手がアレな人って思われたくないし。
良かったら41回も読んでみてください。しっかり持論考察書いてあるので。居ないと思うけど。終わり!
・ゲームコンテストや審査関係について思うこと。美少女モノは不利か。

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